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2016.08.04

入院記 その5

(前回のあらすじ)
食事の最中に舌が引きつって喉の奥へ落ち込んでしまうような症状が発生。
なんとか連絡が取れた担当医より「脳梗塞の恐れがある」として MRI 撮影の指示が。
幸いにも画像には異常は見られず、同様の症状も以後は出ず。
順調に回復しているように見えたが次なる刺客が姿を現し始めていることに気がついていなかった。





その症状がいつから現れ始めたのかは残念ながら記録に残していません。
 
つまり最初はそれほど気にも留めていないほどのものだったからです。
 
症状は簡単に言えば「右腹部の違和感」といったものでしょうか。
 
病室のベッドから降りる必要があるときは、いつもベッドの頭から見て左側から乗り降りしていました。
なので起き上がるときは体の左側を下にして上半身をグッと起こすような起き方をしていました。
 
その時に右脇腹あたりに「腸が引っ張られるような」感覚が出ることに気づいたのが最初です。
 
それまでそんな感覚はなかったので初めは「あれ? おかしいな」とは思いましたが、大した痛みもないし筋力の低下が原因かな程度に思うだけであまり気にしていませんでした。
(当然、看護師さんなどにも報告せず。)



そんな症状が2、3日続いた7月10日(日)の夕方ごろ。
 
右腹部に痛みを感じるようになりだしました。
 
部位が部位だけに真っ先に疑ったのが「盲腸(※虫垂炎)」。しかし立ったまま軽くトントンと飛んでみても響かないから違うのかなと。
 
さすがに看護師さんに伝えました。
 
患部を押さえて離す動作をされ、離すときに痛みはどうかと聞かれました。
痛くありませんでした。
 
看護師さんの説明によると離すときに痛いようだと盲腸の可能性が高くなるのだそう。
部位も盲腸とはちょっと違うとのこと。
 
安静にして上を向いて寝ていれば痛みはないのでそのまま様子を見ていたのですが、消灯時刻の夜9時あたりになって痛みが強くなってきたのです。
安静にして上を向いて寝ていても痛むようになってきていました。
 
ちょうど看護師さんが来たので見てもらいますが、看護師がどうにかできるような症状ではありません。
 
医師の判断が必要ですがその日は日曜日。
(大抵の病院は土日は休診ですよね...って、このセリフ、前にも言ったような。)
なんとタイミングの悪いことか(※3回め)。
 
明日月曜の朝一番に医師に診察してもらえるように手配してもらいました。
 
夜中に便意をもよおしたのでトイレに行きました。見たところ便に異常は見られません。
しかし便が出たためか痛みが幾分ましになりました。
 
便が出て痛みがましになったということはやはり原因は腸か?
しかし便の色などに問題はない。腸ではないのか?



翌11日(月)。まずは整形外科の回診。
 
腹痛の件はやはり盲腸とは違うだろうとのこと。この後外科の先生に見てもらう段取りをつけてもらいました。
あれだけ待望した抜糸が行われましたが、腹痛がなんとかならないとシャワーは無理っぽい。
 
続いて外科の先生が来られて診察。
CT 撮影の指示とともに、それまで飲んでいた血を固まりにくくする薬の服用を一時中止するようにとの指示がありました。
 
CT 室まではとても歩いていくことができない状態なので車椅子に乗せてもらいました。しかし段差を越えるたびに振動でお腹の患部が痛んで結構つらい状況。
さらに CT 台に乗るときにはお腹に力がかかったのか強烈な痛みが。
 
CT の画像からは腸に異常は見られませんでした。
 
画像の検討がさらに続けられましたが、一人の医師が「これはお腹を開けないとわからないかも」と言ったのを聞いて内心がっくり。
もう手術は十分です。どうしても必要ならば仕方ありませんが、できればご遠慮願いたいところ。
 
検討が続けられている間にも腹痛は激しくなるばかり。
 
自分が感じている痛みの強さを0から10の間の数で伝えるという方法があります。
(痛みなしを0、もう耐えられないレベルの痛みを10として感じている痛みの大きさを表現する。)
 
手術直後の首の痛みがせいぜい「2」だったのに対し、この腹痛で CT 室へ行く前が「5」、そして痛みが最大だった時点で「7」と伝えました。
限界まではまだあるけど、このままでは限界までそれほどかからないことは明らかでした。
 
ここで痛み止めの注射を肩にしてもらうことができました。20分ほどで効果が現れホッと一息。



そしてついに診断が下ったのです。
 
腹腸筋血腫(ふくちょうきんけっしゅ)」
(「腹直筋血腫」とも言うみたい。)
 
簡単に言うと筋肉から出血を起こして、その血液が周りの組織を圧迫して痛みを起こしているというもの。
 
くしゃみや咳などでお腹に大きな力がかかったときに起きたりすることのある症状だそうです。しかし私にはそのようなことは思い当たりません。
「お腹に大きな力がかかったとき」と言うのなら、ベッドから起き上がるときにお腹に力がかかっていたかな、というぐらい。
 
とにかく出血を止めなければいけないので血を固まりやすくする点滴が早速用意されました。
(1本24時間のを2本しました。)
 
また出血のために貧血が進んでいたので輸血も行われました。
(200cc の輸血を2日連続で実施。)
 
ただこの症状、どうやら開腹手術はせずにすみそうということで助かりました。
 
翌日以降の検査でどうやら出血が止まったらしいことがわかりました。
痛みも痛み止めの注射以降、その効果が切れてからも大した痛みは再発しておらず。まずは一安心。
 
しかしなんで腹腸筋血腫なんてものが起こったのかの原因は結局わからずじまい。
これではいつ何時再発するかもしれません。
 
最も疑わしいのがベッドからの起き上がりなので、これ以降ベッドから起き上がるときはベッド柵をつかんで腕の力で起き上がるようにしました。
 
(その6へ続く。)

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