ブログパーツ Twitter

« 驚愕! 私のマイクロソフトアカウントが攻撃された | トップページ | 新HariTiger OS、コマンドいろいろ »

2015.03.19

映画「イミテーション・ゲーム」を見てきた

チュニジアの首都チュニスで起きたテロ事件で、現在のところ日本人3人を含む23人の死亡が確認されているそうです。
TV ニュースによるとチュニジアは「アラブの春の唯一の成功例」と言われている所だそうで、そのような所でこんなテロが起きるなんて。
ほんとになんとかできないのか。


----------

先日の17日(火)に、先週13日(金)から公開されている映画「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(原題:The Imitation Game)」を見に行ってきました。
(公式サイト)
 
米アカデミー賞の脚色賞を受賞し、作品賞を含む8部門にノミネートされたこの作品。
 
現代のコンピュータの実現に多大な貢献をし、人工知能の分野でも有名な「チューリング・テスト」や計算機のモデルである「チューリングマシン」、そしてコンピュータについての最高の賞とされる「チューリング賞」にその名を残すアラん・チューリングの半生を描く映画です。
(字幕版だけのようです。)



第二次世界大戦当時、「絶対に解読不可能」と言われたドイツ軍の暗号「エニグマ」。

暗号化のパターンは150,000,000,000,000,000,000通り以上!
暗号化のパターンは毎日午前0時に変更され、その日の最初の暗号電文が発せられるのは午前6時。
つまり午前6時から翌午前0時までの18時間以内に暗号を解読できないと暗号化パターンが変更されてしまい、それまでの解読のための努力は無に帰してしまう。

 
映画はその解読チームの一員に選ばれたチューリングの苦闘を中心に、戦後と彼の少年時代の3つの時代が同時並行的に語られていきます。
(注意して見ていないと語られている時代が変わったことにすぐには気づきにくいような構成になっているみたいー多分意図的。)
 
チューリングを演じるのは BBC の TV シリーズ「SHERLOCK (シャーロック)」でシャーロック・ホームズを演じて世界を驚かせたベネディクト・カンバーバッチ
 
SHERLOCK の時も「これぞイメージ通りのシャーロック・ホームズ」というのを見せてくれましたが、今回のアラン・チューリングもそれに匹敵するはまり役。
3月21日 訂正
別の TV ドラマと混同していました。ここで言う「SHERLOCK」とはシャーロック・ホームズの舞台を21世紀の英国に移した作品です。
お詫びして訂正します。

 
そしてチューリングを支えるヒロインのジョーン・クラーク役には、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでおてんばヒロインのエリザベスを演じたキーラ・ナイトレイ



今回は私がいつも行くシネプレックス枚方では上演予定がなく、くずはモールにできた TOHOシネマズ くずはモールに初めて行ってきました。
 
映画館はくずはモールの南館、ヒカリノモールの3階にあります。
 
南館に入ってエスカレータに乗り、2階まで上がり次の上階行きエスカレータに乗ろうと思ったら、そこには「この上は駐車場です」の旨の看板が。
 
「えっ? じゃあ映画館に行くにはどうすればいいの??」と2階で辺りをキョロキョロ見回していると、少し離れたところに映画館専用のエスカレータを発見。
 
映画館へのエスカレータ
(このエスカレータを登っていきます。)
 
チケット売り場が自動発券機がずらっと並んでいて有人窓口が1つだけだったのに少し戸惑いました。
(有人窓口は2つあったが1つは閉まってた。)
 
座席はスクリーンのど真ん前の「I-12」。
 
スクリーン4 座席図
(中央付近の赤く塗った席が I-12。) ※ TOHO シネマズの座席指定画面より
 
上映時刻の20分前の段階でこんな席が空いているということは...
 
「入場は10分前から」ということなので、約10分の空き時間を利用して2階のユニクロを見て回りました。
(適当な手袋が欲しかったのですが、見当たりませんでした。)
 
10分前になったので入場しました。しかし観客の数は予想通り。
(全部見回したわけではありませんが10人くらいか。平日の夕方だからか? それとも...)



内容の方はネタバレになるので詳しくは書きませんが、3つの時代を同時並行して描くという形式が非常に効果的に使われています。
 
邦題の副題は「エニグマと天才数学者の秘密」ですが、なぜ「エニグマの秘密」でないのか。
 
すなわち天才数学者であるアラン・チューリングの抱えている「秘密」が、物語の後半に3つの時代で同時にクローズアップされていく課程が見事という他ありません。
 
また彼が戦った「秘密」というのは上記の2つだけではありません。
 
暗号解読チームの中にソ連のスパイがいるかもしれない。そしてそれが誰なのかという「秘密」。
そのソ連のスパイがチームにいることについての英国情報部(MI6)の持つ「秘密」。
 
そして最大にして最強の「秘密」がエニグマ解読に成功した彼とチームを苦悩させます。
(ちなみにその秘密は、英国政府がその後50年間にわたって隠し続けることになります。)



「The Imitation Game」というのはチューリングの論文のタイトルだそうです。

映画の中や公式サイト内の記述では「チューリングの論文の題名」となっていますが、Wikioedia のイミテーション・ゲームの項では「『計算する機械と知性』と題された1950年の論文においてチューリングが考案したテストの名前に因んでいる」となっています。

 
内容は今日「チューリング・テスト」として知られている「人間やコンピュータに対して会話をして、どれが人間でどれがコンピュータかを第3者が判定するテスト」についてのようです。
 
自分が対話していた相手が機械なのか、それとも人間なのかの判定を迫られるこの「ゲーム」。
 
これが映画の最終盤に違った形でチューリングの対話相手に突きつけられます、「私(=チューリング)は犯罪者か、それとも英雄か」
(予告編の映像にも出てきますね。)
 

ちなみにこのときの彼への犯罪者としての扱いに関しては、Wikipedia のアラン・チューリングの項によると2009年に英国政府が正式に謝罪し、2013年にはエリザベス2世女王の名により恩赦が発効しているそうです。



色々な意味で心にズシリと重たいものを感じさせた映画でした。
(偶然にもちょうど日本でこの映画で描かれている「ある問題」に関連した報道があったばかりだったので、余計にそう思いました。)
 
単純に「泣ける映画が見たい」とか「感動できる映画が見たい」という人にはちょっと合わないかもしれませんが、素晴らしい映画だと思います。
(「泣けない」とか「感動できない」ということではありません。念の為。)
 
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
 
コンピュータに興味がある人、暗号解読やクロスワードパズルが好きな人。
そしてカンバーバッチの迫真の演技を見てみたい人はぜひ見に行ってみて下さい。
(もちろんそれ以外の人も。)


結論: 自分を信じること、そして自分の殻を破ること


・3月21日 追記
映画の公開に合わせて英ブレッチリー・パーク(※暗号解読の組織があった場所)で映画に使われた小道具の展示会が開かれているそうです。
以下の記事でそれらのいくつかの写真を見ることができます。
(最初の一枚だけは映画の小道具ではなく、実際のチューリングの机を再現したもの。)
映画「イミテーション・ゲーム」に登場した小道具たち - ZDNet Japan


・3月21日 追記 その2
WIRED.jp で映画「イミテーション・ゲーム」公開を記念して特別企画のページが作成されています。
アラン・チューリングとは何者か? 映画『イミテーション・ゲーム』徹底解読 - WIRED.jp
※記事の一部にネタバレあり


・3月25日 追記
イミテーション・ゲームの主演俳優であるベネディクト・カンバーバッチについて、こんなニュースが流れていました。
リチャード3世の血縁と判明 英俳優カンバーバッチさん - 48NEWS
> 英国では100万~1700万人がリチャード3世と何らかの血縁関係にあると推定される。だが、カンバーバッチさんは、リチャード3世のはとこの子孫に当たり、血縁が比較的近いという。

« 驚愕! 私のマイクロソフトアカウントが攻撃された | トップページ | 新HariTiger OS、コマンドいろいろ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 驚愕! 私のマイクロソフトアカウントが攻撃された | トップページ | 新HariTiger OS、コマンドいろいろ »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

お気に入り

無料ブログはココログ