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2013.11.21

Ubuntu 13.10のインプットメソッド(IM)をFcitxにする


当初は意図していなかった Ubuntu 13.10 インストール記事3本立て!の3本目になります。

1本目:2013.11.10 Ubuntu 13.10へのアップグレードがうまくいかなかったので
2本目:2013.11.15 新規インストしたUbuntu 13.10に従来環境の/homeを組み込む

 
2本目の記事が終わった時点で、旧環境の 13.04 とほぼ同等の環境が構築できていました。
 
しかし 13.10 で日本語入力関係に大幅な修正が入ったことにより、日本語入力に関して「13.04 まではできたのに 13.10 ではできなくなったこと」がいくつも発生して、「えー」と感じてしまうようになってしまいました。



さて、ここでものすごく簡単に Ubuntu で日本語を入力する仕組みに触れておきます。

管理人は専門家ではないので、もしかすると間違いが含まれている可能性もあります。

 
Ubuntu で日本語を入力する際には、以下のような経路を通ります。
 
Ubuntu ← インプットメソッド(IM) ← 変換エンジン(IME) ← キー入力
・11月22日 追記
Ubuntu Japanese Team のあわしろいくやさんから「この経路は間違っています」とご指摘をいただきました。
なので上記経路図の情報の流れは取り消させて下さい。
唯一「IM と IME が関わってる」という点だけですね、正しいのは。
お詫びして訂正します。ごめんなさい。

 
「IME」という単語は Windows を使っていたら知っていると思います。
Ubuntu では「Anthy」や「Mozc」などがこれに当たります。
 
そしてその次の「IM」というのが 13.10 で大きく修正された部分になります。
Ubuntu では 9.10 以降に使われている「IBus」とか、それ以前に使われていた「SCIM」とかがこれに当たります。
 
で、今回の記事の内容をざっくりと説明すると...
 
改悪修正された IBus を使うのをやめて、「Fcitx」という IM に切り換える方法
 
というお話です。

13.10 における IBus の変更点や、Fcitx についてよく知りたい方は、gihyo.jp の Ubuntu Weekly Recipe の以下の2本の記事を参考にされるといいでしょう。
第296回 Ubuntu 13.10と日本語入力
第297回 Ubuntu 13.10でインプットメソッドFcitxを活用する



さて、Fcitx を導入する方法ですが、3本立て記事の1本目で出てきた「im-setup-helper」にちゃんと準備されているのです。
 
それが「fcitx-setup-helper」です。
 
Dash 検索欄
(Dash 検索欄に「fc」と入れた段階で「fcitx セットアップヘルパー」が挙がってきます。)
 
早速クリックして起動してみると...
 
最初の起動時
(あれれ?なんかエラーみたいなのが表示された。)
※画像をクリックすると大きな画像(640x323)を表示します。
 
この画面、「Fcitx 関係のパッケージがインストールされていないから、それらをインストールしてからセットアップヘルパーを再実行してね」という案内なので、別にエラーというわけではありません。
 
ということで、一旦セットアップヘルパーを終了させておいて、Fcitx 関係のパッケージをインストールします。
 
端末を開いて、以下のコマンドを入力します。
 
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5
 
端末
(「続行しますか [Y/n]?」と聞かれるので[y][ENTER]と入力しましょう。)
※画像をクリックすると大きな画像(725x462)を表示します。
 
インストールが完了したら、再び「fcitx セットアップヘルパー」を起動してみましょう。
 
インストール後の起動時
(「はい」を選択。 )
※画像をクリックすると大きな画像(642x201)を表示します。
 
Fcitx セットアップヘルパー
(「OK」を選択。 )
※画像をクリックすると大きな画像(503x349)を表示します。
 
Fcitx セットアップヘルパー
(なにかよくわからない情報が表示されました(笑)が「OK」を選択。)
 
Fcitx セットアップヘルパー
(「OK」を押した後、再ログインして下さい。)
※画像をクリックすると大きな画像(481x450)を表示します。
 
再ログインすると画面右上の Indicator アイコンが変わっているのがわかります。
 
変更前後の Indicator
(上が変更前、下が変更後の Indicator アイコンの様子です。)
 
なお IM が Fcitx に変わっても、IME としては Mozc が使えるようになっているので、日本語入力のやり方は従来と同じやり方で使えます。
 
13.10 の IBus の場合は、日本語入力時と英数字の直接入力を切り替えても Indicator アイコンの表示が変わらないという症状があって現在の入力モードがわかりづらかったのですが、Fcitx の場合は英数字の直接入力モードの時は上記のキーボードのようなアイコンで、日本語入力モードの時は従来と同じ Mozc のアイコンに変わるので、今がどのモードかがわかって便利です。



しかしもしかしたら「Fcitx にしてみたけど、やっぱり IBus がいい」という方もおられるでしょうから、IBus への戻し方を紹介しておきます。
 
まず、fcitx セットアップヘルパーを起動します。
 
Fcitx セットアップヘルパー
(Fcitx に設定する時は「はい」でしたが、ここで「いいえ」を選択。 )
※画像をクリックすると大きな画像(642x201)を表示します。
 
Fcitx セットアップヘルパー
(「はい」を選択。)
 
Fcitx セットアップヘルパー
(「OK」を押した後、再ログインして下さい。)
※画像をクリックすると大きな画像(642x449)を表示します。
 
再ログインすると IBus を使用する状態になっていますが、画面右上の Indicator アイコンがおかしな状態に。
 
IBus に戻した直後の Indicator
(なんか2つのアイコンが並んでます。※赤で囲った部分。)
 
「Fcitx なんかもう使わない」というのであれば、「自動起動するアプリケーション」を起動して、Fcitx の行のチェックを OFF にして下さい。
 
自動起動するアプリケーション
(ここのチェックを OFF にすると Indicator のキーボードのようなアイコンも消えます。)
※画像をクリックすると大きな画像(602x479)を表示します。



im-setup-helper、mozc-setup-helper、fcitx-setup-helper を用意して下さった、Ubuntu Japanese Team と作者のあわしろいくやさんには本当に感謝です。
 
日本語入力関係については、やはり日本人にしかわからないようなことがあって、外国の開発者の方々に日本語の都合をわかってもらうのは大変みたいです。
 
私もただ Ubuntu を便利に使うだけでなく、ほんのちょっとでもいいから Ubuntu を良くすることに貢献できたらいいな、と思っているところです。
(それが可能であるのが FLOSS(Free/Libre and Open Source Software) のいいところ。)


結論: 一つのツールが良くなくなっても別の選択肢があるってすばらしい

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