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2013.02.14

Calibre で Kindle 用電子書籍を作る

今日2月14日は St. Valentine's day。
「男女の愛の誓いの日」(Wikipedia日本版より)であって、決して「チョコレートをもらう日」ではないのでお間違えなく。
 
あれ?どうしたんだろう...目から汗が...


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「電子書籍の黒船」とも呼ばれる Amazon Kindle ですが、ハードウェアとしてのタブレット状の Kindle の他に、Kindle 用電子書籍を Android や iPhone,iPad で 読めるようにするアプリが用意されています。
 
Kindle 無料アプリ - Amazon.co.jp

アメリカの Amazon.com には、Windows PC 用の Kindle for Windows がありますが、日本の Kindle ストアの電子書籍は表示できないそうです、残念。

 
なので私の Xperia SX にも Kindle for Android をインストールしました。
これで Kindle ストアで購入した電子書籍を Xperia SX を使って読むことができるようになりました。



さらに加えて「Kindle パーソナル・ドキュメントサービス」というのを使うと、手持ちの文書ファイルや画像ファイルを自身の Kindle ライブラリに送信することによって、それらを Kindle ストアで購入した電子書籍と同様に端末上で読むことができるようになります。
 
このサービスでは、PDF などの「Kindle フォーマットでない文書/画像ファイル」を自動で Kindle フォーマットに変換してくれる機能がついています。

対応している拡張子には以下のものがあります。
DOC, DOCX, HTML HTM, RTF, JPEG, JPG, MOB, AZW, GIF, PNG, BMP, PDF, TXT

 
しかし自動変換の場合、変換がうまくいったのかは Kindle ライブラリに送信された電子書籍を端末で開いてみないとわかりません。
 
なので、「Kindle フォーマットへの変換を手元の PC で行なって、変換結果を確認してからそのファイルを Kindle ライブラリに送信」できた方が何かと都合が良さそうです。
 
その「Kindle フォーマットへの変換」ができるソフトの一つが、タイトルに挙げた「Calibre」なのです。
(本来は「自分の PC 上で電子書籍を管理するソフト」です。)



Calibre は Windows, OSX(Mac), Linux で使用することができますが、今回は Ubuntu 12.10 にインストールしてみます。
(Windows で使いたい場合は、窓の杜などからダウンロードするといいでしょう。)
 
「Ubuntu ソフトウェアセンター」を開き、検索窓に「Calibre」と入力すると、一覧に Calibre が挙がって来ます。
 
Ubuntu ソフトウェアセンター 画面(その1)
(画面右上に検索窓があります。一覧の最上段に Calibre が挙がって来ています。)
※画像をクリックすると拡大表示されます。
 
Calibre の行をクリックして、表示された「インストール」ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
 
Ubuntu ソフトウェアセンター 画面(その2)
(反転した Calibre の行の右側にある「インストール」ボタンを押すと、インストールが始まります。)
※画像をクリックすると拡大表示されます。
 
インストールが完了すると、Launcher に Calibre のアイコンが自動的に追加されるので、それをクリックして起動します。
 
Calibre Main画面
(Ubuntu 上で Calibre を起動した様子です。左下の本を数冊立てたようなアイコンが Calibre のもの。)
※画像をクリックすると拡大表示されます。



実際に文書ファイルを Kindle フォーマットに変換してみましょう。
 
左上の「本を追加」ボタンをクリックします。
ファイル選択ダイアログが表示されるので、変換したいファイルを選択します。

Calibre が読み込めるファイルの拡張子には以下のものがあります。
CBZ, CBR, CBC, CHM, DJVU, EPUB, FB2, HTML, HTMLZ, LIT, LRF, MOBI, ODT, PDF, PRC, PDB, PML, RB, RTF, SNB, TCR, TXT, TXTZ

 
画面中央の一覧に追加したファイルの情報が表示されます。
今回は LibreOffice Writer の文書(.odt)を使ったので、画面右側の「フォーマット」欄には「ODT」と表示されています。
 
変換したいファイルが一覧上で選択状態になっていることを確認して、画面上部左から3つ目の「本を変換」ボタンをクリックすると、変換のための設定画面が開きます。
 
変換の設定画面
(電子書籍のフォーマット変換についての設定画面です。)
※画像をクリックすると拡大表示されます。
 
画面右上の「出力フォーマット」が EPUB になっているので、MOBI または AZW3 に変更します。
 
その少し下にある「著者名」「著者名ソート」欄を適切なものに変更します。
 
電子書籍の表紙にしたい画像がある別にある場合には、画面中央の本のアイコン部分にその画像をドラックすると、アイコンがそのドラッグした画像に置き換わります。
 
画面左側のメニューから「ページ設定」を選択し、「出力プロファイル」のリストで「Generic e-Ink」が選択されているのを、Kindle 系の選択肢(Kindle,Kindle HD,Kindle Fire)に変更します。
(変換元の文書/画像がカラーでなければ必要ないかも。)
 
画面右下の「OK」ボタンを押すと、メイン画面に戻り、変換が始まります。
(元ファイルの容量によっては、けっこうな時間がかかります。)
 
変換が完了すると、先ほどまで「ODT」とだけ表示されていた画面右側の「フォーマット」欄が、「MOBI, ODT」という表示に変わります。
※MOBI に変換した場合
 
電子書籍データは、「(ホーム)/Calibreライブラリ/(著者名)/(書籍名)/」下に作成されます。
 
1点注意する点を挙げると、送信できるファイルサイズが1点につき 50MB までなので、作成されたファイルのサイズがそれを超えないようにして下さい。



最後に Kindle ライブラリへの送信方法です。
 
Kindle アカウントに登録されている E メールアドレスまたは承認済み E メールアドレスから、Kindle 指定の E メールアドレスに宛てて、電子書籍データを添付した E メールを送信するだけです。
 
E メールアドレスは、以下の手順で確認できます。
 
1.自身の Kindle アカウント(My Kindle)を表示する。
2.「パーソナル・ドキュメント設定」を表示する。
 
「Send-to-Kindle E メールアドレスの設定」欄に表示された「xxx@kindle.com」というのを宛先に、「承認済み E メールアドレス一覧」欄に表示されたアドレスを差出人にします。

宛先アドレスが正しくても、差出人アドレスが登録されたものでないと、転送は行われません。
初めの1回を除いてエラー表示などはないので、転送ができなかった場合はアドレスが正しいかを確認して下さい。

 
メールの件名欄は空白のままにしておきます。
 



LibreOffice Writer の文書ファイルから変換した電子書籍を Xperia SX で読んでみたところ、フォントの太字や章の終わりの改ページ指定がきちんと反映されていました。
 
スマホ上に電子書籍を表示したところ
(Xperia SX に電子書籍を表示した状態のスクリーンショットです。)
※私のオリジナル文章ではないので、著作権の関係からボカシを入れています。
 
もちろん普通の Kindle ストアの電子書籍と同様に、Xperia SX の画面サイズに合わせて適切に改行されて表示され、ページめくりもできます。



聞く所によると、PDF からの変換はあまり思ったとおりにいかない事があるらしいです。
(Calibre だけじゃなく、Kindle パーソナル・ドキュメントサービスの自動変換を使っても。)
 
PDF から文字情報だけ抜き出せるのなら、MS Office の Word や、今回使った LibreOffice の Writer に文字情報だけ貼り付けてから編集したものを元に変換したほうがいいかもしれません。



「電子書籍元年」、この言葉を今まで何度聞いたことでしょうか。
(私が最初に聞いたのは、確か「新潮文庫の100冊 CD-ROM 版」が出た時だったと思うので、1995年かな。)
 
でも、いよいよ電子書籍が身近になる、そんな気がしています。


結論:Xperia SX で電子書籍を読んでいると、Nexus 7 が欲しくなる...


・8月26日 追記
窓の杜に「Calibre が v1.0になった」旨の記事が掲載されています。
オープンソース・クロスプラットフォームな電子書籍管理ソフト「calibre」がv1.0に - 窓の杜
 
記事では Windows 版だけのように見えます(窓の杜だから当然か)し、私の Ubuntu 13.04 の環境では、まだ v0.9.18 です。
まあ、Linux 版もそのうち v1.0 にバージョンアップされるものと思われます。

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