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2012.06.03

ノーベル賞受賞者小柴先生の公開講座に行ってきた

明日(4日)には部分月食があるらしいですね。
月食各地予報 - 国立天文台
月食の時間帯は外が見えない場所にいる予定なので、残念ですが私は見れそうにありません。


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超新星爆発からのニュートリノの検出に世界で初めて成功し、2002年のノーベル物理学賞を受賞された、小柴昌俊先生の市民公開講座が開かれるという情報を Twitter で聞きつけたので、今日行ってきました。
 
市民公開講座「ニュートリノと宇宙」 - NEUTRINO 2012


いきなり本題からずれるようですけど、「ニュートリノ」と言えば、少し前に世界をにぎわせた「ニュートリノは光より速い」という話題がありましたね。
発表後、別組織などで追試されたが再現せず、今日元の国際研究チームから「撤回する」というニュースが流れました。
 
ニュートリノ「光より速い」撤回へ 名古屋大など国際チーム、再実験で差みられず - msn産経ニュース
 
上記記事の中にある「京都市で開かれるニュートリノ・宇宙物理国際会議」というのが「NEUTRINO 2012」のことで、今月3日から9日までの部の最初を飾るのが小柴先生の公開講座なのです。
(ちゃんと本題とつながった!)


京都テルサ(京都勤労者総合福祉センター)というところが開催場所です。
 
京都テルサ
(京都市営地下鉄烏丸線(からすません)の九条(くじょう)駅4番出口から西へ徒歩約5分ほどです。)
 
京都テルサは東館と西館に分かれていますが、今回の公開講座は西館のテルサホールというところが会場です。
 
西館の入り口
(西館の入り口です。写真では反射の具合でわかりにくいですがポスターが掲示されています。)
 
プログラムによると開場は14:00でしたが、大勢の人が詰めかけていたからでしょうか、13:30過ぎに入場が開始されました。
 
テルサホール内部の様子
(座席より撮影。講演前なので写真撮影は大丈夫、なはず。)
※IDEOS にて撮影
 
写真に写っているあたりの概略図を描いてみました。
 
テルサホール前部の配置図
(赤い星が私の席(10-13)です。中央の演壇とイスx2は、講演時にはステージ外に下げられました。)


関係者の方々の挨拶の後、いよいよ小柴先生が登場されました。
 
講演のテーマは「宇宙、人間、素粒子」。
小柴先生いわく「落語の3題話」だとか。
そして最初に今講演の結論を予告されました。
 
「ニュートリノさん、ありがとう」
 
なんのこっちゃ???と思ってしまいますが、講演の最後には予告通りちゃんとそこへたどり着きました。


ものすごく簡単に言うと、私達が存在しているのにはニュートリノの存在が非常に大きく関わっている、ということ。
 
恒星内の核融合で、水素から始まって鉄までの元素が作られます。
鉄より重い元素は核融合では作ることはできず、それらは星の最期である超新星爆発によって作られます。
星の中心にたまった鉄の核を重力崩壊させるときに重要な働きをするのがニュートリノ。
ですから、もしニュートリノの働きがなければ、鉄より重い元素はこの宇宙に存在しなかった、と。
 
45億年前に地球が作られることができたのは、その時点までに現在あるすべての元素が宇宙に十分な量あったため。
つまり、私達が存在しているのは、ニュートリノの働きのおかげだと。
ゆえに、「ニュートリノさん、ありがとう」。

 
講演内容はもちろんそれだけでなく、素粒子の観測方法や、もちろんカミオカンデの話も。
(最初のカミオカンデってもうないのね。現在その跡は最新のカムランドという施設になってるらしい。※カミオカンデ(第1世代)、スーパーカミオカンデ(第2世代)、カムランド(第3世代))
 
観客に小学生くらいの子供も多く来ていたこともあってか、難しい用語もできるだけ使わずにやさしく話されていました。


講演後には質疑応答の時間も。
幸いなことに私も質問することができました、よかった。
(小学校高学年ぐらいのお子さんから高齢者の方まで、様々な方が質問されていました。)


世界の最先端の研究をされている方の話なんて滅多に聞けるものじゃないですから、貴重なその機会に巡りあえてうれしいです。
(そのような機会の多くが「東京」であって、関西では少ないですから。)
 
またこのような機会があるといいな。


結論:自分よりも優れた方の話を聞くってステキ

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