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2011.11.28

大阪W選 維新の会完勝は何を意味する

27日の大阪府知事・大阪市長のW選挙は、どちらも大阪維新の会の候補の勝利に終わったようですね。
(私は市民ではないので府知事選だけですが、他の候補に入れました。)


ここ何年かの日本の政治を見ていると、日本の民主主義が「劇薬」を求めていると思われてなりません。
 
ここに一人の病人がいるとします。
過去には実績のあった「効果のおだやかな薬」を投与しますが、以前と体質が変わったためか効果が現れません。
かといって「効果は強いが副作用がきつい薬」はちょっと...
なので、これまでの薬とは毛色の違う薬をいろいろ試してみますが、病気は悪くなる一方。
となると「効果は強いが副作用がきつい薬」を使ってみるほかない...
…今の大阪の民意はこんなところではないでしょうか。
 
大阪に先んじて「効果は強いが副作用がきつい薬」を使って病状を好転させたのが東京です。
言うまでもなく東京における「効果は強いが副作用がきつい薬」=石原慎太郎都知事です。
考えてみると前の知事に青島幸男氏を選んだのも、『従来の「効果のおだやかな薬」ではダメだ』という都民の民意だったのではないでしょうか。
ところがその期待の「新薬」がこけてしまったので、副作用がきついことを十分承知の上で効果の強い薬が選ばれた、と。
 
大阪も同じです。
『従来の「効果のおだやかな薬」ではダメだ』という民意が選ばせた「毛色の違う薬」が、横山ノック・太田房江両元知事だったのではないでしょうか。
(平松前市長もこれに含まれるでしょう。)
 
実は橋下前知事も、知事に選ばれた時点では両元知事に続く「毛色の違う薬」でしかありませんでした。
(政治の実績がありませんでしたからね。)
ところがなんと、過去の知事ができなかった「大阪府の財政再建」を、ある程度とはいえ、やってしまった。
そのため今回の選挙では、「毛色の違う薬」から「効果の強い薬」へと扱いが変わり、より府民の期待を集めることになった、と考えられるわけです。
 
今回の大阪市長選挙で、橋下氏の対立候補である平松前市長は、「橋下氏は独裁者である」という点を攻撃していました。
これはいわば薬の副作用の強さを批判していたわけですが、今や大事なのは「効果のある薬かどうか」。
平松氏も自身の薬効(=市長としての実績)を宣伝してはいましたが、効果の大小だけで争えば「橋下>平松」となるのはしかたありませんでしたね。


さて、東京に引き続き大阪でも「効果は強いが副作用がきつい薬」が選ばれることになりました。
維新の会の「大阪都構想」の具体的な内容が明らかになってくれば、副作用の内容も明らかになってくるでしょう。
現在の大阪市中央区が合併でできるときにあった、「なんでなくなるんや!わしらの南区」のスローガンと同じようなものが林立するんじゃないかと思っています。
それ以外でも、「こんなはずじゃなかった」の声が大阪中にあふれることがないことを願いたいですね。


それにしても、ことここに至っても、従来の「効果のおだやかな薬」の面々には危機感はないのでしょうか。
(もちろん「効果のおだやかな薬」=既存の政党、ですね。)
もはや自分たちが選ばれないということの「危険性」に気がついているのでしょうか。
 
私が考える既存の政党が選ばれないことの危険性というのは、「効果は強いが副作用がきつい薬」が失敗した場合に現れてきます。
失敗したのだから「効果のおだやかな薬」に戻ってくる...わけはありません。
「もっと強く、副作用のきつい薬」に支持が集まることが考えられるわけです。
そして「もっと強く」「もっと強く」となって、行き着く先はなんでしょうか。
その答えは世界の歴史が教えてくれています。


そういう意味からも「こんなはずじゃなかった」の声が大阪中にあふれる事態は避けねばなりません。
なのでちょっと不本意ではあるのですが、「効果は強いが副作用がきつい薬」には成功してもらわないと困るのです。
確かに副作用が大きい可能性がありますが、失敗した場合にその先に待つものに比べれば大したことはありません。
もちろん副作用があまり現れずに強い効果だけが威力を発揮する方がよいわけですが。
 
副作用が現れてきていないか、私たちがしっかりチェックしていく必要があるでしょう。
そして一日も早く、効果が強い薬が必要でなくなる日が来て欲しいものです。


結論:歴史の(悪い)転換点に立ちあっているのでなければいいけれど

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