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2011.04.07

WineでCD-ROM版"新潮文庫の100冊" 2011年春編

IDEOSに私のiTunesの音楽とポッドキャストをすべて移すことに成功したので、歩きながら楽しんでいます。
(ID3タグの文字化けはiTunes側の操作では改善せず、UbuntuのBanshee側ですべて手作業で直しました。)

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昨年(2010年)に書いた記事、「Wineでエキスパンドブック動作成功、しかし...」で、

Ubuntu上のWineでエキスパンドブックブラウザ(Ver.1.7)を動かして、「CD-ROM版 新潮文庫の100冊」を見ることはできたけれども、文字が横向きになってしまった

という顛末を書きました。
(注:Wineとは、Unix系のOS上でWindows用のアプリが動くようにするための仕組みのこと。)

その後、そのまま放ってあったのですが、100冊のラインアップを確認する必要があったついでに、再チャレンジしてみました。


改善点は2つ。

1.最新版のWineをインストールし直す
2.縦書き可能なフォントで表示されるように設定する


1.最新版のWineをインストールし直す

前回使用したWineのバージョンは残念ながら控えていないのですが、今回は最新の安定版(Stable)である、Wine 1.2.2を使用することにします。
(なので、事前に以前のWineはアンインストールし、念のため「~/.wine」フォルダも削除しました。)

Wineの公式サイトから「Download」をクリック。

「Download Ubuntu packages」をクリックすると、インストール方法の説明ページが開く。

「Ubuntuソフトウエアセンター」を起動し、メニューから「編集」-「ソフトウエア・ソース」を選択。

「他のソフトウエア」タブを選択し、「追加」ボタンをクリック。

「ソースに追加したいリポジトリの、完全な APT ラインを入力してください」という画面の「APTライン」欄に、以下の文言を入力して、「ソースを追加」ボタンをクリック。
ppa:ubuntu-wine/ppa

サイトの画面に戻って、「Installing Wine」という段落にある、「click this link to install the wine1.2 package.」というリンクをクリック。

以上で、自動的にWineのインストールが行われます。

この後、エキスパンドブックブラウザ(Ver.1.7)のインストールを行うわけですが、前回の記事ではWineにWindows 2000のShell.dllを導入しないとエキスパンドブックブラウザのインストーラーが起動しないように書いていますが、今回は最新のWineを使用したためか、その必要はありませんでした。


2.縦書き可能なフォントで表示されるように設定する

前回、文字が横向きになってしまったのは、私が想像するに、

縦書き用の字体を持っていないフォントが使用されたから

だと思うのです。

Windowsで標準的に使用されるMS明朝やMSゴシックのフォントファイルには、縦書き用の「90度回転した」字体が含まれているので、それを正しく指定できれば、横向き文字の問題は解消できるとふんだのです。
(もちろん、新潮文庫の100冊に入っている「秀英太明朝」も。)

Wineのフォントフォルダである「C:\Windows\Fonts」フォルダ(~/.wine/dosdevices/c:/windows/Fonts)に、Windowsから取り出した、MS明朝とMSゴシックなどのフォントファイルをコピーすれば、万事解決!


と思ったのですが...

文字化けしたガイドブック画面

「ガイドブック」と「新潮社編」の文字が正しく表示されていません。


そこで方針変更。
Ubuntu自体のフォントフォルダに上記のフォントファイルをコピーし、Wineにそれを参照させることにします。

「/usr/share/fonts/trutype」下に「expbook」フォルダを作成し、そこに用意したフォントファイルをコピーします。
(「truetype直下」にフォントファイルをコピーすると、Wine以外の他のアプリの表示に影響する場合があったので、専用のフォルダを作成します。)
※以下のコマンドは、コピー元のフォントファイルをホームフォルダに置いているものとしています。

$ cd /usr/share/fonts/trutype
$ sudo mkdir expbook
$ sudo cp ~/MSMINCHO.TTC expbook/
$ sudo cp ~/MSGOTHIC.TTC expbook/
$ sudo cp ~/dnp3sin1.ttf expbook/

続いて「~/.wine/user.reg」を修正。

--- (一部抜粋) ---
[Software\\Wine\\Fonts\\External Fonts] 1302163266
"Andale Mono (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\msttcorefonts\\andalemo.ttf"
 (中略)
"\x6885\x660e\x671dS3 (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\umefont\\ume-tms3.ttf"
"MS ゴシック (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\expbook\\MSGOTHIC.TTC"
"MS 明朝 (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\expbook\\MSMINCHO.TTC"
"MS Pゴシック (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\expbook\\MSGOTHIC.TTC"
"MS P明朝 (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\expbook\\MSMINCHO.TTC"
"秀英太明朝0208 (TrueType)"="Z:\\usr\\share\\fonts\\truetype\\expbook\\dnp3sin1.ttf"
--- (抜粋終わり) ---

※以下の記事を参考にさせていただきました。
Ubuntu~Wineの文字化け - Walker’s Pageの「追記」以下の記述
注意:Firefoxでは開けますが、Chromeではエラーになります


さらに、メニュー等の字体を改善させておきます。

「Configure Wine」を起動し、「デスクトップ統合」タブを開きます。

「外観」枠内の「項目」で、「アクティブタイトルのテキスト」、「ヒントのテキスト」、「メッセージボックスのテキスト」、「メニューのテキスト」の4つについて、フォントを「MS UI Gothic」に設定します。

「Wine設定」画面と「フォントの指定」画面

※以下の記事を参考にさせていただきました。
Wine 日本語フォントの設定 - Bloody Rose ~ Red456 の openSUSE 11.3 導入メモ ~


その結果、目次ページを表示させてみると...

目次画面

あれれれれ?
文字の向きは縦書きになったのに、先頭の1文字が上に隠れてしまっています。
(ふりがなの方は、いい位置にあるようにも見えるのですが...)

う~ん、今の私のレベルでは、これ以上の改善方法は思いつきません。
(Wine側に原因があるのかもしれないし。)


結論:「Wineでエキスパンドブック」なんて、誰もやっていないっぽいんですけど


・2012.07.15 追記
新たな記事を書きました。
WineでCD-ROM版"新潮文庫の100冊" 2012年夏編

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