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2007.01.18

超高層の安全性を考える

阪神・淡路大震災から12年目の1月17日がやってきました。

昨年のこのblogの記事では、その日の私の様子をまとめてみました。
(昨年の記事はこちら。)

今年は、超高層ビルの安全性について、思うところを少し書いてみようと思います。


昨日のTV番組で、驚くべき映像を流していました。
(NHK クローズアップ現代同時多発火災にどう備えるか」)

レールに取り付けられた椅子に固定された人(ヘルメット着用)が、4m幅で椅子ごと左右に大きく何度も振られている

というもので、

東海・東南海地震が起きた場合に、30階建て超高層ビルでの、ゆれを体感する装置

なんだそうです。

4m幅で往復3秒」という、猛スピードで振られている映像には、びっくりさせられました。

実際の住宅内でそんなゆれに見舞われたら、部屋中を転げまわることになるのは、必至です。

しかしそのTV番組で指摘していたのは、別のところにありました。

そのような激しい揺れによって、防火扉などの防火施設が損傷して、十分機能しなくなる危険性です。

国による非常階段などの現在の設置基準は、

火災が他の階に延焼しない
(防火扉などが十分に機能することを前提としている)

ものとして決められているのだそうです。

しかしもし防火設備が損傷して、複数階にわたって延焼したら...

超高層での「全館避難」などといった状況には、対応できなくなる恐れが大きくあるのだそうです。
(番組で挙げていた例では、全館避難に1時間を大きく超える時間がかかっていました。)


これまでに建設されてきたさまざまな超高層ビルらは、「柔構造」の採用などで、

地震のゆれでは崩れない

ように建設されているはずです。
(耐震偽装がされていなければ、ですが。)

しかし地震に関する研究はどんどん進んでおり、設計当時には想定すらされていなかった事態が、いくつも知られるようになってきています。

そのような事態にもこれまで超高層が対応できるのか?という点については、「誰にもはっきりとはわかっていない」というのが現実なのではないでしょうか?

しかもその「誰にもはっきりとはわかっていない」ということを理由にして、

国の動きは極めて鈍いのだそうです。


映画「ダイ・ハード」でのブルース・ウィリスじゃないですが、

高いビルには登らない

しか対策がないなんてことには、なってほしくありません。

結論:超高層は実地でテストされたことはない、のです

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